フォーミュラE

日産フォーミュラEチーム、マイアミ戦でランキングの維持を狙う

2025年4月8日

5分間で読みます

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:イヴァン エスピノーサ)は、同社のフォーミュラEチームが、今週末に開催されるABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン11(2024/25)の第5戦に参戦することを発表しました。今週末のレースは2015年の初開催以来初めて、マイアミで開催されます。

日産フォーミュラEチームは、これまでのシーズン11で成功を収めており、オリバー ローランドが4レース中2勝を挙げてドライバーズランキングの首位に立ち、日産はチームランキングとマニュファクチャラーズランキングでトップに立っています。一方、ノーマン ナトーは、アメリカでのポイント獲得を目指しています。彼は過去にニューヨークとポートランドで開催されたフォーミュラEのレースで、どちらもトップ10フィニッシュを果たしています。

ホームステッド・マイアミスピードウェイは、北米の主要なモータースポーツシリーズのすべてが開催されたことのあるコースであり、今後のフォーミュラEのアメリカでの開催地となります。オリジナルのテクニカルインフィールドロードコースは高速展開になると予想され、コーナー1、6、8では抜きつ抜かれつの白熱したバトルが期待されます。

予選は土曜日の09:40開始、決勝戦は14:00スタートです。

日産フォーミュラEのゼネラルマネージャー兼日産フォーミュラEチームのマネージングダイレクターであるトマソ ヴォルペは以下の通りに意気込みを語りました:「日産フォーミュラEチームが3つのランキングでリードしていることを誇りに思います。私たちは、ポジションを維持するために、休暇中に最善の準備をしてきました。新しいサーキットでのレースは常に興味深いですが、同時に予測が難しく大きなチャレンジでもあります。そのため、シミュレーション作業を入念に行い、課題を特定し、最大限のパフォーマンスを発揮できるようにしています。混沌としたレースになるだろうと予測していますが、厳しい状況でも野心を持って良い結果を獲得します」

オリバー ローランド

「休みの間はドライバーコーチングを行って忙しくしていましたが、今は再び準備が整っています。シーズンの素晴らしいスタートを切りましたが、それに慢心することなく準備を進めています。レースごとの目標は変わりません。メンタル的には良い状態ですし、このレースに向けてしっかりと準備を進めてきました。新しいサーキットでのレースは常にワクワクします。長いコースなので、素早くスピードに乗せることが重要です。エネルギーの節約に適したレース戦略が私のスタイルに合うと思うので、楽しみにしています」

ノーマン ナトー

「12月のオープニングラウンドとチームへ再び適応することに忙しかったけれど、しっかりと休むことができました。休みの間もトレーニングを続けたので、今は今シーズン最後まで全力を尽くす準備が整いました。マイアミは過去の年からの参考がないため、フリープラクティスでしっかりとスタートを切ることが重要です。戦略的なレースになることを期待しており、週末に向けて最良のアプローチを試行錯誤しています。」

セルジオ セッテ・カマラ(リザーブ兼シミュレータードライバー)

「フォーミュラEでは、特に新しいコースでは車両が複雑であるためシミュレーターでの確認が非常に重要です。このサーキットは高速特性のため、シミュレーターでの経験から、私がチャンピオンシップで走った中で最も難しいサーキットの一つだと思います。広いセクションがあるため、素晴らしいレースが展開されるでしょうし、多くの重要な戦略的判断やポジションの入れ替わりが起こると思います。それを生で見るのが待ちきれません」